土地を売る場合、やはり誰でも少しでも高く売りたいと思うはずです。もちろん、買い手がつくかどうかは別として、時期によって価格が変わる、ということはあるのでしょうか?
建物については年数が経過すればするほど老朽化が進み、価格はどんどん下がっていくものです。ですが、土地については建物とはちょっと違います。その地域の情勢によって、大きく変動してしまうことがあります。建物のように年数が経過すれば価値が下がるというものではなく、場合によっては逆に上がることもあります。
ただ、この時期を見極めるのは非常に困難です。大きな工場が建つために土地の価格が一気に上がるということもありますし、過疎化により大きく下落していくこともあります。ですので、その地域の情勢に詳しくならないといけません。
ただ、そういった情勢を抜きにして考えても、実は多少高くなる可能性のある時期はあります。それは冬から春先にかけてです。この時期は進学や転勤などがある時期で、このタイミングで家を建てる、なんて人も少なくないのです。
また雪国などではこの時期に土地を購入して春先から一戸建てを建築すれば冬を越さずに家が建つのでメリットがあるのです。そのため、この時期は需要が増える時期でもあり、そのため買い手がつきやすく、また価格も高くなりがちです。
とはいえ、それも周りに同じような土地が売りだされていれば、そことの競合となってしまうでしょうから、高くならない場合もあるのです。ですので、時期を気にすることも大切ですが、そういった情報も常に入手しておくようにしましょう。